はじめに
ポケモンは言わずと知れたゲームの名作シリーズですが、それを基にした漫画で有名なポケットモンスターSPECIAL略してポケスペと言われています。
ポケスペは本編ではないような過激な描写やガチな戦い方で有名です。
例えば主人公が石化や行方不明で終わる話やトレーナーに対してのダイレクトアタックなどです。
このポケスペは章ごとに主人公が変わります。主人公の性格や特徴も独自設定の部分が多いです。
こういった部分でゲームで味わえない大人っぽいダークな世界観を楽しめる作品です。
ポケモンが長いようにポケスペも50巻以上続いていて長いです。
最初の赤・緑・青編からX・Y編までは完結まで書いています。
自分もブラック2・ホワイト2は最後まで読んでます。
今回は最初の1~3巻までの第一章赤・緑・青編を紹介していきます。
ゲームと違う特徴
ジムリーダの半分が悪役
ジムリーダと戦い、ポケモンリーグを目指す。その冒険までにロケット団と戦いボスを倒すという基本的な所は一緒です。
ただジムリーダの内、8人中5人はロケット団関係者というのがすごいです。どんだけジムリーダの腐敗が進んでるんだか・・・
ただ一人は反省して抜けています。それでも半分が悪に染まっています。ボスのサカキがジムリーダなのは原作通りらしいですが大胆に変えていますね。このサカキは他の悪の組織と違い、ジムリーダを隠れ蓑にして実直な支配にこだわっていて際立っています。
主人公のレッドとの出会いも、素性を隠して相手の強さを推し量るという自分の目で見て判断するという冷酷だけでなく、自身で現場を動くカッコよさもあります。
原作にいなかったずる賢いヒロイン
レッドの見た目は原作の主人公と一緒です。ライバルグリーンはアニメのシゲルと一緒です。
ただヒロインとしてブルーという新ヒロインがいます。容姿は黒いノースリーブ型ワンピースを着たかわいらしい少女です。
主人公とライバルが御三家をオーキド博士から貰っていますが、残りの一匹はこのブルーが盗み出しています。
また、戦い方も敵をだますものが多く、ずる賢いです。イメージとしてルパン三世の峰不二子に近いです。
このヒロインが主人公やライバルが活躍するように裏で暗躍して、最終的に3人で協力してロケット団に立ち向かったりする主要キャラとして登場していきます。
ガチなポケモンバトル
ゲームとは違いトレーナーへのダイレクトアタックは当たり前、サカキに至ってはポケモンを出す前にモンスターボールを破壊するという反則だろっていうことをします。
複数のポケモン同士の合わせ技など、ゲームの中だけでは単調な部分が幅が広く制約のないバトルとなっています。
また間接的にポケモンを殺していると示唆している部分もあって、やはりダークな印象を感じます。
おわりに
ポケスペの一章は最初の方なこともあり、ゲームとの違いが大きくオリジナルな部分が多いです。戦闘もダークで間接的に殺しているような描写も多少あり、小学生の頃に読んだため若干怖いと思った時もありましたがダークな感じを面白いと思ってずっと見続けていました。
ちょっとダークで大人のポケモンを味わいたいなら読んでみることをお勧めします。また全3巻で終わるためアニメと違いすぐ読み終われます。
興味が湧いたら是非読んでみてください。
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