敵は四天王!ポケットモンスターSPECIAL イエロー編|感想

マンガ

はじめに

 ポケモンは言わずと知れたゲームの名作シリーズですが、それを基にした漫画で有名なポケットモンスターSPECIAL略してポケスペと言われています。

 ポケスペは本編ではないような過激な描写ガチな戦い方で有名です。
例えば主人公が石化や行方不明で終わる話やトレーナーに対してのダイレクトアタックなどです。

このポケスペは章ごとに主人公が変わります。主人公の性格や特徴も独自設定の部分が多いです。

こういった部分でゲームで味わえない大人っぽいダークな世界観を楽しめる作品です。

 ポケモンが長いようにポケスペも50巻以上続いていて長いです。
最初の赤・緑・青編からX・Y編までは完結まで書いています。
自分もブラック2・ホワイト2は最後まで読んでます。

今回は4~7巻までの第二章イエロー編を紹介していきます。

原作との違い

原作にないオリジナルストーリー

 前回の主人公レッドが挑戦状を受けた後で行方不明となっています。帰ってきたのはレッドの手持ちだった傷だらけのピカチュウ。

 そんななか麦わら帽をかぶった主人公イエローがピカチュウを連れてレッドを探しにいくとオーキド博士にいって旅立っていきます。

 今回レッドを倒した敵役は四天王です。 
前回はジムリーダ4人が敵役だったのに続き四天王も敵とかなりアレンジがあります。
ゲームのイエローもほとんど赤・緑・青と一緒だったため、イエロー編を漫画化する際は大きくストーリを変えています。

 余談ですがポケスペは他のリメイク版やエメラルド・プラチナなどのマイナーチェンジ版はかなりオリジナルのストーリーになってますね。

オリジナル主人公イエロー

 イエローは完全オリジナルの主人公です。手持ちのポケモンは凄く弱く、バトルもそこまで好きではなく平和的です。ポケモンを傷つけることが苦手なためポケモン捕獲も不得意です。

登場人物の中でも弱く優しいため四天王たちと仕方なく戦う時は頭を使う戦い方が多いです。

またポケモンの心を読んだり、癒したりするなど特殊な能力を持っています。

そしてレッドのことを慕っており、前作を見ていたらイエローの正体を気付く要素もあります。

前作の敵&主人公たちVS四天王の最終決戦

 四天王たちの襲撃を得て最終的に四天王たちと最終決戦を挑むことになります。

 前回の主要キャラ、主人公レッド、ライバルのグリーン、ヒロインブルー、そして今作のイエローの四人とロケット団関係者4人が協力関係になります。

 このロケット団関係者×主要キャラがそれぞれ各一人ずつの2組のグループが4つでき、それぞれが四天王の各一人に挑んでいきます。

 このかつて敵だった人たちと協力してさらに強い敵たちと戦いに挑む展開がかなり熱いですよね

最期の方ではサカキも出てきて、このレッドの時も合わせた一連のカントー地方で最後の舞台としてとてもふさわしくて終わりまで読んでスッキリしました。

おわりに

 イエロー編はレッドが主人公の物語と地続きですが、前回と違いオリジナル色が強いストーリとなっています。最初に見た時こんなにも原作と違うととても驚きました。ですがオリジナルなのに今までのポケスペを見た中で個人的に一番面白いと感じました。

興味が湧いたら是非読んでみてください。