「ピクミン3」の感想

はじめに

 今作はピクミンシリーズ3作品目で前作から約10年待たせての発売です。久しぶりにピクミンをプレイできるということですごくうれしかったです。なんならwiiUもほぼピクミンのために勝った感じです。私は他のすべてのシリーズもプレイしたことがあるのでそれらと比較しても感想を述べていきます。

ストーリ

 今作は母星の食糧難を救うため、ピクミンの住む惑星に不時着します。今作の主人公は今までのオリマーではなく、アルフ・ブリトニー・チャーリーの専門家3人組であり不時着の際にバラバラになってしまいます。少し時間をかけて三人と合流、さらに回収した食料がそのまま生存するための日数として機能します。(ただピクミン1作目ほどの難易度ではないため、ほとんど時間制限がないようなもの)
 食料から回収した種から母星の食料難を解決しようとしていくのとオリマーがボスに囚われて、助けるといったことなど、今作はストーリー面では今までの作品より充実しています。ボスの登場シーンもムービー付きで、10年近く待ったかいがある美しいグラフィックによる雰囲気やドラマチックな感じがとても関白とにまとまった作品となっています。

ゲーム性

 今作は3人のキャラを操作することが出来ます。また自分が動かしていないキャラをマップ上のとある地点に移動するような命令を下したりと、シリーズの中でもより上位なマルチタスクをする感覚です。
(プレイヤ→3人キャラ→ピクミン:課長→係長→平社員みたいな感じ)
 操作性でも改善が見られました。敵などをロックオンすることでオートで敵に突撃することが出来ます。何気にこの機能があることはかなり難易度を簡単にしてしまいました。
例としてチャッピーを倒すのにだいたい30匹あればロックオンの突撃で余裕で、前作だったら50匹いてもちゃんと注意して操作しないとかなりの数を食べられてしまうということがありました。逆にかわいいピクミンを失ってはダメだという緊張度がかなり減ってしまうという点もあります。
 ストーリーモードに関してはシリーズの中で一番早く終われる印象があります。ピクミン2であった洞窟のダンジョンがなくなったのでとてもボリュームが少なくなった印象です。ただミニゲームで時間内に敵を倒したり、モノを回収したりするがあり、何気に種類がたくさんあり一番短時間でクリアするとプラチナメダルを得られます。これがかなり難しく、3人のマルチタスクをめいいっぱい使うことやタスクの次はタスクへというピクミンの目玉要素を楽しめる形となっていると思います。
 ピクミンの種類に関しては2であった紫、白がいなくなりましたが、硬い岩ピクミンは固いガラスや水晶状の構造を壊すことが出来ます。しかも戦闘に関しては固いため踏みつけられても刺す攻撃でも死にはしませんしぶつけることで敵に打撃ダメージを与えることが出来ます。ただ、他のピクミンのように貼りつけられないため、連続攻撃には不向きでクールタイムが生じるような感じになってしまいます。
空を飛べる羽根ピクミンは地形上の制限がないため空を飛んでの運びもののショートカットや水上の移動も大丈夫です。ただ攻撃力は少しだけ弱いです。それでもあの最強の紫・白の後釜としては優秀でした。

終わりに

 今作は非常にコンパクトに簡単にまとまったマップやストーリーとなっていて初心者向きの作品だと思います。3人のキャラ操作による上位のマルチタスクを行えるのも魅力です。(特にミニゲームに合っている)
 まとめると

  • シリーズの中でも簡単な操作でピクミン初心者向き
    →難しい難易度はミニゲームで楽しめる
  • コンパクトなストーリ、マップのボリュームで短時間で楽しみたい方
    →ボリュームはミニゲームで補えるほどの種類がある

 人の好みによって分かれるかもしれない部分がストーリモードだと思いますが、そこを補うほどのミニゲームがあるので万人にお勧めに出来るピクミンだと思います。
興味が湧いたら是非プレイしてみてください。

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